新加坡に18,000席の新会場「The Kallang」計画、アジアの音楽祭・会場市場も拡大続く

業界ニュースレター IQ Index の報道によると、シンガポールで新会場「The Kallang」の建設計画が進行している。収容人数は18,000席規模で、Keith Magnusが主導し、現代の大型ツアーに対応する技術・運営面の要件を見据えた設計を目指しているという。同レポートでは、インドの音楽祭ラインアップの進展、Tomorrowland Chinaの形式改革、そしてDEAG創業者Peter Schwenkowによる1億ユーロ規模でのライブ産業復帰も併せて報じられている。
The Kallang:シンガポールの新会場、18,000席規模
The Kallangは近年シンガポールで最も注目される会場開発案件の一つだ。収容人数は18,000席で、屋内アリーナとスタジアムの中間規模にあたり、現在アジアのツアーで最も需要が集中しているキャパシティ帯に対応する。計画はKeith Magnusが主導し、現代の大型ツアー制作の規格に対応する多目的会場として位置づけられている。
- 会場:The Kallang(シンガポール)
- 収容人数:18,000席
- 主導者:Keith Magnus
- コンセプト:現代の大型ツアー制作規格に対応する多目的会場
シンガポールは近年、東南アジアツアーの重要な立ち寄り地となっているが、会場の供給不足がこれまで制約要因となっていた。The Kallangが予定通り完成すれば、この地域でのツアー日程や機材輸送計画に直接影響を与えることになる。
インドの音楽祭とTomorrowland China
インドでは、Lollapalooza IndiaとShillong Cherry Blossom Festivalのラインアップがそれぞれ形成されつつある。前者は国際ブランドのライセンス展開、後者は現地発の自主ブランドという、異なる二つの路線を代表する存在だ。中国市場ではTomorrowland Chinaが既存の開催形式の改革を発表している。
IQ Indexはこれらの動きを同一レポートでまとめて報じており、共通して示しているのはアジアの大型音楽祭・会場市場が依然として拡大期にあるという点だ。今後の成長の主な変数は、供給側の整備スピードにあるとみられる。
Peter Schwenkow、1億ユーロでライブ産業に復帰
ドイツの主催会社DEAGの創業者Peter Schwenkowは、1億ユーロ(約新台幣35億元)規模でライブ演出産業への復帰を発表した。欧州全域をカバーする中堅主催会社ネットワークの構築を計画しているという。これはIQ Index今号の独占報道テーマとなっている。
中堅主催会社の統合は近年、欧州市場の中心的な議題となっている。SchwenkowのDEAGでの経営経験と資本規模を踏まえると、この計画は大手グループとは別の路線を示すものとして注目される。同号では、米国の独立系会場連合NIVAがカリフォルニア州のチケット法案に対して表明した立場についても触れられている。