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SOCAN、AI利用に楽曲の事前許諾を要求 著作権は「イノベーションを妨げない」

カナダの作詞家・作曲家・音楽出版社の集中管理団体SOCAN(Society of Composers, Authors and Music Publishers of Canada)が、公式Instagramで法的主張を発表した。核心は、AIサービスが楽曲を利用する際には権利者から許諾を得て報酬を支払うべきであり、無許諾で利用した場合は相応の責任を負うべきだというもの。SOCANは声明で「著作権はイノベーションを妨げない(Copyright does not stop innovation)」と明言し、作詞家・作曲家・音楽出版社を保護する法律はAI時代においても同様に適用されるべきだと強調した。
主張の内容
SOCANの発表によれば、今回の主張の目的は大きく3点に整理できる。
- 作詞家・作曲家・音楽出版社が、自らの楽曲がAIサービスにいつ・どのように利用されるかを決定できるようにする
- 楽曲が利用される際、権利者が適切な報酬を得られるようにする
- AIサービスに対し、無許諾での楽曲利用には責任が伴うことを認識させる
SOCANは論点を技術そのものに置いていない。あくまで既存の著作権フレームワークの適用可能性に焦点を当て、現行法はイノベーションと対立するものではなく、生成AIが既存の録音や楽曲を大量に取り込んでいる状況下でも同様に執行されるべきだとしている。
集中管理団体としての立場
SOCANは集中管理団体として、所属する作詞家・作曲家・音楽出版社に代わり、公の演奏権など関連権利の許諾処理と使用料の分配を担っている。個々のアーティストではなく集中管理団体がこの主張を表明したという事実は、対象が単一作品を巡る個別の争いではなく、会員全体の権利プール全体に及ぶものであることを示している。
詳細や続報については、SOCANのInstagram公式発表および公式サイトの発表を確認されたい。