オリヴィア・ロドリゴ、初主催フェス「Daisy Chain Fields」で1000万ドル寄付を発表

米シンガーソングライターのオリヴィア・ロドリゴ(Olivia Rodrigo)が主催する初の音楽フェス「Daisy Chain Fields」が、2026年8月29日(土)、カリフォルニア州アーバイン(Irvine)のGreat Parkで開催される。単日開催・2ステージ構成で、出演者は全員が女性または女性主導のアーティスト。会場には非営利団体やコミュニティ団体のブースも設けられる。開演前の記者会見でロドリゴは、今回の収益から1000万ドルをパートナー非営利団体に寄付すると発表。The Hollywood Reporterによれば、彼女はこのフェスを「celebrate the power(互いに支え合う力を讃える)」ために立ち上げたと語っている。
出演アーティスト
- Olivia Rodrigo
- Chappell Roan
- Bikini Kill
- Doechii
- Garbage
- Mitski
- The Breeders
- Santigold
- Rachel Chinouriri
- Die Spitz
- Eli
- Not For Radio
- Quiet Light
スペシャルゲストとしてKaren O、Sarah McLachlan、Stevie Nicksの参加も予定されている。なお、出演予定だったKATSEYEは今週、メンバーのMegan Skiendielがツアーリハーサル中に足首を捻挫したため出演を辞退した。企画コンセプトは1990年代に女性アーティストを中心に開催された「Lilith Fair」を参照しているという。
1000万ドルの寄付先と使途
ロドリゴによると、この金額はチケット収益、スポンサー、寄付から成り立っており、「出演料を辞退してくれたすべてのアーティスト」に感謝の意を示した。収益は、女性と少女を支援する以下7つの非営利団体に寄付される。
- Baby2Baby
- Black Mamas Matter Alliance
- Center For Reproductive Rights
- FreeFrom
- Johns Hopkins Center For Indigenous Health
- National Women's Law Center
- Planned Parenthood
会場では音楽ステージのほか、教育資源エリア、コミュニティアートの体験コーナー、ファン向けのポップアップ、没入型インスタレーションも用意される。テーマはリプロダクティブ・ライツ(生殖に関する権利)、妊産婦の健康、経済的エンパワーメント、DV防止、ジェンダー平等など多岐にわたる。
ロドリゴのこれまでの取り組み
ロドリゴは2024年初め、生殖に関する権利を支援する基金を設立し、ワールドツアー「GUTS」のチケット収益の一部を投じてきた。同年、ミズーリ州での公演会場ではコンドームやモーニングアフターピル、中絶に関する情報を含む避妊キットを配布し、共和党関係者から反発を受けた経緯がある。地元議員のBill Eigel氏が公然と批判し、以降現地団体はコンサート会場での物資配布を認められなくなったという。さらにさかのぼると、2022年のGlastonbury FestivalではLily Allenをステージに招き、〈Fuck You〉を、中絶の権利を認めた判例を覆した米連邦最高裁判事たちに向けて捧げている。
今後の予定
フェス終了後、ロドリゴは来月から北米を皮切りにワールドツアー「Unraveled」をスタートさせ、来年4月にはロンドンのThe O2に到着する予定だ。最新アルバム『You Seem Pretty Sad For A Girl So In Love』はNMEから星4.5の評価を獲得している。