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AIと直感、どちらを信じるか──フェス出演オファーの裏側をThe Teamのマネージャーが語る

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音楽業界の国際会議「IFF London(International Festival Forum)」で2026年9月8日、経紀会社The Teamのマネージャー、Mike Malakが「Data vs Gut」と題したパネルディスカッションの司会を務めることが明らかになった。会場はロンドンのOuternet。共演者はRosendal Garden PartyのJohanna Beckman、チケット転売プラットフォームTicketswapのOscar Kriekだ。テーマは、チャートやストリーミングの裏側データ、SNS指標が氾濫する時代に、マネージャーやブッカーがどうデータと経験・直感のバランスを取り、AIをどう意思決定に組み込むかという業界人向けの内容である。

パネルの概要

情報過多時代のブッキング判断

Malakは、現在のブッキング判断はチャート、Spotifyの裏側データ、Apple Music for Artists、各種SNS指標など「情報が多すぎる」状態に直面していると指摘する。良し悪しは使い方次第だとし、自身はすべてを深掘りするのではなく定期的に情報をスキャンし、マネージャーやアーティスト本人と直接対話することを重視しているという。データは見せ方次第で誤解を生むこともあるためだ。

彼は「直感」を二つに分解する。一つは長期にわたりアーティストのラインナップ全体を手がけてきた経験から得た市場感覚——ヨーロッパ、アジア、オーストラリアなど地域ごとにジャンルへの反応が異なり、しかもそれは年々変化する。もう一つは、マネージャーやアーティスト本人との「何が正しい方向か」をめぐる直接対話だ。

「フェス向きのアーティスト」の見極め

あるアーティストがフェス出演に向いているかどうかの判断は、データと直感を併用する典型例だという。過去のフェスでの動員数はデータとして参照できるが、ある地域でデータ上は強く見えても、実際に単独公演を組むとチケットが売れないケースもある。そこで直感が補完的な役割を果たす。同じアーティストでも市場によって位置づけが異なることもあり、Malakは「まさにケースバイケース」であり、優れたマネージャーは市場とクライアントの両方を理解している必要があると語る。より大きなツアー戦略としては、アルバムリリース後にまず「盛り上がっている」市場で単独公演を優先的に組んでチケットを消化し、一方で一部の市場は今後1〜2年の夏のフェスシーズン用に戦略的に温存するという。

AIの役割はデータの「解釈」

AIについてMalakは、既存のデータに指標を積み増すためではなく、データを解釈するために使うべきだという立場を示す。所属会社はAIに非常に前向きで、全員が学習中であり、「うまく使えれば仕事はより速く効率的になる」としながらも、実際にデータを分析し具体的なツアー戦略を打ち出すのはあくまでマネージャー自身であり、単にマネージャーとアーティストの間で情報を右から左へ流すだけの存在になってはならないと強調する。実例として、ChatGPTのdeep research機能を使い、特定市場の消費習慣や文化的差異を数分でまとめ、マネージャーとの議論やアーティストへの提案に役立てているという。こうしたツールの価値は時間短縮にあり、Spotify、Apple Music、Instagramなどの単なる数字の羅列に文脈を与えてくれる点にあると彼は考える。Malakの結論は、データは直感による判断を裏付けるものであり、両者は必ずしも対立しない、というものだ。意思決定にリスクはつきものだが、重要なのはそのリスクをできる限り「計算されたもの」にすることだという。

元記事(中国語): https://www.artists.tw/news/the-team-mike-malak-festival-booking-data-vs-gut/
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