Bowery Presents、共同代表2氏が退任 新体制は4人のバイス・プレジデントへ

米東海岸を拠点とするプロモーター兼会場運営会社Bowery Presentsの共同代表、John Moore氏とJim Glancy氏が現職を退任する。後任には社内から4人が同時に昇格し、共同で経営を引き継ぐ新体制がスタートする。この件は記者Hanna Ellington氏により2026年9月29日に報じられた。
Bowery Presentsとは
Bowery PresentsはMoore氏が2004年に共同設立し、2016年にAEG Presentsに完全買収された。長年ニューヨーク、ボストン、フィラデルフィアなどでライブを主催し、LCD Soundsystem、Brandi Carlile、Tyler, the Creatorらのブッキングを手がけてきた。Glancy氏は2006年にLive Nationからパートナーとして加わった経緯を持つ。
新体制と役割分担
交代にあたり、Josh Bhatti氏、Charley Magrew氏、Andrew Martin氏、Josh Moore氏の4人が同時にシニア・バイス・プレジデントに昇格し、共同で会社を率いる。4人はAEG Presents北米地区プレジデントのBrent Fedrizzi氏に直接報告する体制となる。
- Charley Magrew:マーケティング・チケッティング・スポンサーシップ・会場業務を担当、ニューヨーク拠点
- Josh Moore:アーティスト関連業務(talent)を担当、ニューヨーク拠点
- Andrew Martin:ビジネス・法務を担当、ナッシュビル拠点
- Josh Bhatti:ニューイングランド地区の事業を統括、ボストン拠点
このうちMagrew氏、Martin氏、Josh Moore氏の3人が、ニューヨークオフィスの戦略方針と日常的な経営判断を共同で主導する。
Fedrizzi氏は、Bowery Presentsは国際的に知名度の高いブランドであり、数多くのアーティストのキャリア形成にも重要な役割を果たしてきたとして、次の段階を託すにふさわしい人材を見つけることの重要性を強調。社内からの登用が実現したことについて「JimとJohnが築いてきた文化の証だ」と述べ、両氏の貢献に謝意を示した。
創業者2人のコメント
Glancy氏とMoore氏は連名の声明で、Bowery Presentsを共に立ち上げ、成長させてきた歩みは非常に実りある経験だったとし、チームや関わったすべての人々への感謝を述べた。両氏はまた、新たに就任する4人がそれぞれの在任期間中に会社へ大きく貢献してきたと振り返り、「有能な人材に会社を託せることをうれしく思う」とコメントしている。
Bowery Presentsが運営する会場
Bowery Presentsはライブの主催に加え、複数の会場の運営・企画も手がけており、米東海岸における拠点網を形成している。
- ニューヨーク:Brooklyn Steel、Terminal 5、Webster Hall、Under the K Bridge Park
- ボストン:Roadrunner
- フィラデルフィア:Franklin Music Hall