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Beach House 結成20周年、Victoria Legrandを育てた"作曲家一族"Legrand家の血統

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Beach House 結成20周年、Victoria Legrandを育てた"作曲家一族"Legrand家の血統

2026年10月、ボルチモア出身のドリームポップ・デュオBeach Houseのセルフタイトル1stアルバムが発売20周年を迎える。ギタリストのAlex Scallyとボーカル/キーボードのVictoria Legrandによるこの作品は、現在まで続く8枚のアルバム制作の出発点となった。Far Out Magazineは20周年を前に両者のバックグラウンドを特集し、Legrandの家系がフランスの作曲家一族に連なることを紹介している。同誌によれば、Beach Houseは直近5作のうち4作が全米チャートのトップ20入りを果たしており、その商業的な広がりはインディー・シーンの枠を超えているという。

地質学と演劇から始まったキャリア

2006年発表のデビュー作はローファイな作風で制作され、代表曲として知られるのは陰鬱で催眠的な〈Master of None〉だ。ただし、2人が制作を始めた時点ですでに20代であり、いずれもガレージバンド出身ではない。

ScallyはLiz PhairやKaren O.の母校でもあるオハイオ州のOberlin Collegeを卒業しているが、専攻は音楽ではなく地質学だった。一方Legrandはニューヨーク州のVassar Collegeで演劇を専攻し、その後生まれ故郷のフランスに戻り、パリのJacques Lecoq国際演劇学校で演技を学んでいる。

演劇の世界に失望した彼女は、アメリカに戻りボルチモアに定住。当時Scallyは日中は大工仕事をしながら、余暇に音楽活動を行っていた。Legrandは2008年のVillage Voiceのインタビューで、「アーティストやミュージシャン以外の自分」を想像したことは一度もなく、同級生がインターンや法科大学院を目指す姿を見て、むしろ「自分がおかしいのでは」と感じていたと語っている。

Raymond、Christiane、そしてMichel Legrand

Legrandの母親は医師で、両親の離婚後、彼女は幼少期の大半をアメリカで過ごしたが、画家の父Olivier Legrandとは良好な関係を保ち続けた。幼い頃から一族の物語を聞いて育っており、祖父はフランスの作曲家Raymond Legrand、叔母は1960年代のボーカルグループ「the Swingle Sisters」のメンバーでソプラノ歌手のChristiane Legrand、叔父はジャズピアニストでアカデミー賞受賞歴もある作曲家のMichel Legrandだ。

彼女自身は、Michelとの間に血縁以外の実質的な交流はほとんどなかったと強調しており、当該インタビュー時点で彼の家族に最後に会ってから4年が経っていたという。直接的な指導を受けたわけではないものの、Legrandは一族の伝統がBeach House初期作品の作曲手法に影響を与えたと考えている。

Legrandは、Michelの映画音楽作品が自身のお気に入りだと語り、曲作りの際には音楽を「動きや動作」として捉えているという。そして自らの創作方法を理解する言葉として、「words are like film stills(言葉はまるで映画のスチール写真のようなもの)」という表現を挙げている。

元記事(中国語): https://www.artists.tw/news/beach-house-victoria-legrand-hollywood-lineage/
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