Working Men's Club、Atticus Ross制作の新曲「Devout」で復活

英国のエレクトロ・ロック・プロジェクトWorking Men's Clubが新曲「Devout」を発表した。プロデュースを手がけたのはNine Inch Nailsのメンバーでグラミー受賞者でもあるAtticus Ross。2022年のアルバム『Fear Fear』以来の新作であり、レーベルDomino移籍後初のリリースとなる。単発シングルとしての発表で、NMEによればレーベルはこの曲をバンドの新章の始まりと位置づけているという。
Atticus Ross制作による電子サウンド
Working Men's Clubは現在、実質的に作曲家・ボーカル・プロデューサーであるSydney Minsky Sargeantのソロプロジェクトとなっている。「Devout」はフェードインで幕を開け、圧迫感のある電子音を積み重ねながら密度を増していき、最後はSargeantのシンセ処理された特徴的なボーカルで締めくくられる構成だ。
NMEは、この曲がバンドこれまでの切迫感や推進力のあるメロディを受け継ぎながらも、歌詞はより脆さを帯び、アレンジにもより抽象的な要素が加わったと指摘している。Sargeantは「Devoutはずっと、復帰にふさわしい曲だと感じていた」とコメントしている。
楽曲と同時にビジュアライザーも公開されており、監督はInnerstrings。ジャケットビジュアルは長年のクリエイティブパートナーであるSJ Hockettが手がけた。
英国での公演スケジュール
Working Men's Clubは10月から英国内で複数公演を行い、11月にはロンドンのPitchfork Londonに出演する。
- 2026年10月15日(木)SWN Festival — カーディフ、英国
- 2026年10月16日(金)Future Days — バーミンガム、英国
- 2026年10月23日(金)Mutations Festival — ブライトン、英国
- 2026年11月7日(土)Pitchfork London — EartH Hall、英国
Sargeantのソロ活動
バンドの前作アルバム以降、Sargeantは本名でソロ活動も展開しており、アルバム『Lunga』をリリース。またDaniel AveryおよびJames GreenwoodによるGhost CultureとのコラボレーションでEP『Demise Of Love』も発表している。
Sargeantは昨年、NMEのインタビューで『Lunga』制作について語り、制作過程で何度も精神的に追い詰められる瞬間があったと明かした。当時直面していた困難に向き合うため、自分自身を脆弱な状態にさらし、向き合いがたい考えや感情をあえて表に出す必要があったという。
Working Men's Clubのこれまでの2作、『Working Men's Club』(2020年)と『Fear Fear』(2022年)はいずれも批評家から高い評価を得ている。