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Thom Yorkeが語る「政治的な歌詞は大抵くだらない」――The Clashだけが例外

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Thom Yorkeが語る「政治的な歌詞は大抵くだらない」――The Clashだけが例外

Radioheadのフロントマン、Thom Yorkeは長らく「政治的なバンド」というレッテルを拒んできた。英音楽メディアNMEのインタビューでは、政治をテーマにした歌詞について「試みるだけでほぼ……くだらないもの(shite)になる。The Clashなら別だが。でも僕らは違うし、そうするつもりもない」と率直に語っている。

「壁紙理論」——《Hail to the Thief》の創作背景

2003年のアルバム《Hail to the Thief》は、Yorkeの政治観を理解するうえで重要な手がかりとなる作品だ。同作は米大統領選でジョージ・W・ブッシュが当選した時期に制作され、Yorkeはニュース報道や日常の言葉から政治的な語句を切り取り、歌詞やアートワークにコラージュのように取り入れた。ただし本人は、これらの言葉をあくまで「壁紙」として、元の政治的文脈から意図的に切り離したものだと強調する。

Yorkeはこの手法についてNMEに対し、壁紙から言葉を抜き出して歌詞に埋め込むことの狙いは「何か意図的な主張をすること」ではなく、自分が「日々その中で生きている、深く巨大な恐怖」を表現することだったと説明した。彼は、政治的な言葉が明確な主張を背負った瞬間にその力を自ら壊してしまうとし、「そのやり方はまったく機能しない」と考えている。

Bob DylanからThe Clashまで——レッテルを拒む系譜

Yorkeの立場は決して孤立したものではない。Bob Dylanは平和や社会問題を扱う楽曲を数多く書きながらも、かつて「自分はプロテストソングを書かない」と明言したことがある。Bruce Springsteenの作品もアメリカの労働者階級の暮らしを色濃く描くが、本人はそれらを大きな政治的主張ではなく、あくまで個人的な物語だと位置づけてきた。

なぜThe Clashだけが例外なのか

Yorkeから見ると、Radioheadが「政治的」というレッテルを拒む根底には、政治的な音楽が伴いがちな「パフォーマンス性」や「浅薄さ」への抵抗感がある。その中でThe Clashが唯一の例外とされるのは、あのバンドには明確な目的と意図があったからだという。一方でYorke自身の創作の出発点は、既存の思想や経験を歪め、新たな意味へと変換することにあり、その方向性はThe Clashとは根本的に異なっている。

元記事(中国語): https://www.artists.tw/news/thom-yorke-political-bands-the-clash/
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