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Olivia Dean、初の体育館ツアーが完売連発――2年前からの緻密な戦略とは

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Olivia Dean、初の体育館ツアーが完売連発――2年前からの緻密な戦略とは

英国の歌手Olivia Deanによる初の体育館ツアー「The Art of Loving Live Tour」が、2026年4月から英国・欧州・北米・オーストラリアを横断する形で開催される。会場は音楽祭出演を含め計53公演。ロンドンのThe O2では6公演、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンでは4公演がいずれも完売し、業界内で大きな注目を集めている。IQ Magazine記者Lisa Hendersonが2026年6月に発表した連載記事の前編で、その舞台裏にある戦略が詳しく解説された。

キャンセル待ちリストからアリーナへ――データに基づく賭け

今回のツアーで最も難しかったのは、代表曲「The Art of Loving」や「Man I Need」がまだヒットしていなかった2年前の時点で、すべての会場予約を完了させなければならなかったことだ。Deanを約10年にわたり代理してきたCAA所属エージェントのSummer Marshallによれば、チームは主催者やチケット販売会社から幅広くデータを収集したという。過去公演のキャンセル待ちリストの人数だけでなく、先行販売開始時にリアルタイムで並んだ待機者数までも参考にしたそうだ。

前回、2024年に行われた欧州の劇場ツアーは、マーキュリー賞にノミネートされたデビューアルバム『Messy』のプロモーションを兼ねたもので、Hammersmith Apolloでの3公演で締めくくられた。このときのキャンセル待ちは3万人を超え、この数字が主催者を説得する最大の材料となった。

北米市場でのハードルはさらに高かった。Deanはライブハウスクラスからいきなりステップアップして、劇場規模を飛び越え体育館クラスへと進んだ形になる。CAAの北米担当エージェントJenna Adlerは、2025年のBrooklyn Paramountでの公演現場で主催者に対し「マディソン・スクエア・ガーデンで1〜2公演をやりたい」と伝えたことを明かした。当時、主催者側が想定していた次のステップは、せいぜいRadio City Music Hallだったという。

「成功」を前提に組まれた計画――劇場を回避し、授賞式シーズンを待つ

ドイツ、アイルランド、スイス、イタリアなど一部の市場では、当初小規模な会場を先に押さえ、後から規模を拡大できる余地を残していた。同時に、体育館規模のプロダクションを劇場サイズにどう落とし込むかという技術的な課題にも取り組んだという。

ツアーの日程も緻密に計算されていた。Marshallによれば、チームは2年前の時点で、DeanがBRIT Awardsグラミー賞にノミネートされる可能性をすでに視野に入れており、あえてツアー開幕を授賞式シーズンの後に設定したという。「私たちは『成功』を前提に計画を立てていた」とMarshallは語る。結果としてDeanはBRIT AwardsとMOBO Awardsで最大の受賞者となり、グラミー賞では最優秀新人賞を獲得した。

その布石として見逃せないのが、Sabrina Carpenterの北米ツアー「Short n' Sweet Tour」でのオープニングアクト起用だ。Deanは満員の体育館で毎晩30分のステージを務めた。Adlerはこれを「プレッシャーが非常に低く、それでいて素晴らしい布石だった」と振り返り、体育館規模のプランに対するチームの確信を改めて強めるきっかけになったという。

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IQ Magazineの連載記事後編(Part 2)もすでに公開されている。リンクはこちら:The Art of Loving Live: Olivia Dean on Tour – Part 2

元記事(中国語): https://www.artists.tw/news/olivia-dean-art-of-loving-live-tour-strategy/
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