英・シェフィールドのO2 Academy、2027年2月に再オープンへ

英国シェフィールドの老舗ライブハウスO2 Academy Sheffieldが、2027年2月に再オープンすることが確認された。NMEの報道によると、同会場は2023年に一時休業して以来、運営元のAcademy Music Group(AMG)が資金を投じて改修を進めており、今週公式SNSアカウントが「ミラーボールを再び掲げる(hoisting up the mirror ball once again)」と復活を発表した。1968年開業のこの会場は、長らく英国のツアー路線から外れていた一角だった。
改修の内容
AMG主導による改修では、新しい屋根への全面交換、空調システムの新設に加え、メインホールと併設施設O2 Academy2のバックヤードにも大規模な工事が施される。音響面ではAdlibと協力し、新たにL-Acoustics K3スピーカーシステムを導入する。
AMGのCEO、Liam Boylanは、AMGが英国ツアー・サーキットの屋台骨であり、O2 Academy Sheffieldは同地域における重要な会場だと述べ、休業中はプロモーターやアーティストがこの街をツアー日程に組み込めなかったと説明した。AdlibのマネージングディレクターJohn Hughesは、AMGチームとの協業を喜ぶコメントを寄せた。開業初日から約20年にわたり同会場で働いてきたAMGの部門マネージャー、Justin Smithは、新しいL-Acousticsシステムが多様な音楽ジャンルやイベント形式に対応できるとし、復帰するアーティストがより良い技術環境を得られると語った。
Top Rank SuiteからO2 Academyへ
会場は1968年にTop Rank Suiteとして開業し、The Police、The Clash、Joy Division、David Bowieらが出演した歴史を持つ。その後ダンスクラブRoxy Discoに改名し、80〜90年代には地域最大級のナイトクラブのひとつとなった。
Roxy Discoは90年代末に営業を終え、跡地はAMGが買収。大規模な改装を経て2008年に再オープンし、以降Elbow、The Prodigy、Kasabian、Self Esteem、The Streets、Bring Me The Horizon、The Killers、Wolf Alice、Stormzy、Milburn、The Black Keysらが出演してきた。
シェフィールドの会場事情
O2 Academy Sheffieldは、近年閉鎖の影響を受けたシェフィールドの会場のひとつに過ぎない。45年間営業してきたThe Leadmillは2025年6月に閉店。運営者は立ち退き通知への異議申し立ての機会を得られず、3カ月以内の退去を求められた。
跡地を引き継ぐのは、Brixton Electricなどを運営するElectric Groupで、新たにElectric Studiosという名称の会場へと改装することが確認されている。The Leadmillはこれまで、Arctic Monkeys、Pulp、Bring Me The Horizon、Self Esteemら地元出身のバンドに加え、Muse、Coldplay、The Strokes、Oasisの公演も開催してきた。
会場情報(現時点で判明している内容)
- 会場:O2 Academy Sheffield(メインホール+O2 Academy2)
- 再オープン:2027年2月
- 運営:Academy Music Group
- 音響システム:L-Acoustics K3(Adlibが設置)
- 出演アーティストや個別公演のスケジュールは未発表。詳細は会場の公式アカウント・公式サイトの案内を確認のこと