New Order ドラマー、Peter Hookとの和解「わからない」と語る

NMEの報道によると、New OrderのドラマーStephen Morrisが、バンドとJoy Divisionの今年のロックの殿堂(Rock & Roll Hall of Fame)入りを前に《Rolling Stone》のインタビューに応じ、元ベーシストPeter Hookとの和解の可能性について語った。New Orderは1980年、Ian Curtisの死去を受けてBernard Sumner、Hook、Morrisの3人によって結成されたが、近年の再結成後の中心メンバーはSumner、Morris、Gillian Gilbertで、Hookは含まれていない。
Morrisが語るHook像「幸せそうには見えない」
Morrisはインタビューの中でHookを「quite an angry person(かなり怒りっぽい人)」と評し、「He doesn't strike me as being happy(幸せそうには見えない)」と述べた。さらに、Hookは Joy Division時代は幸せだったかもしれないが自分でも確信は持てないとし、「彼は何に対しても不満そうに見える」と付け加えた。New Order時代、そして今なおNew Orderの楽曲を演奏する際にもそれは変わらないという。
Hookがたびたび元メンバーを公に批判していることについて、Morrisは「彼は私たちのことをひどい人間だと思っている」とし、そう思われるのは「少し悲しい」と語った。和解の可能性を問われると、「Will there ever be reconciliation? I don't know(和解はあり得るのか?わからない)」と答え、「人生は短い」と付け加えた。また、もしバンドが再結成して1曲作るとしたら、それは「イントロがとても長い曲になるだろう」と冗談も口にした。
2007年の脱退と長年の法廷闘争
Hookは2007年にNew Orderを脱退し、その後SumnerやMorris、Gilbertとの間で資産の所有権やNew Orderというバンド名の使用権をめぐる長い法廷闘争を繰り広げた。2017年に双方は「全面的かつ最終的な和解」に至ったものの、関係はその後も緊張を保ったままだ。Hookは2025年、NMEに対し、意思疎通の欠如によりバンドがロックの殿堂の投票に向けた動員を一切行えなかったと語っている。規定上、バンドは最初の商業録音のリリースから25年で殿堂入りの候補資格を得るため、New Orderは理論上早ければ2006年には選出され得たという。
Hookは今年の殿堂入り式典への出席をすでに表明しており、その栄誉をIan Curtisに捧げるとしている。当日のステージ出演についても交渉中だが、New Orderの他のメンバーとの共演は明確に否定した。理由として、2011年に自身の印税配分を25%から1%へ引き下げられたことを挙げている。
Morrisの健康状態
キーボード/ギター担当のGillian Gilbertとともに、Morrisはすでに「当面の間」New Orderのライブに参加しない意向を表明しており、当時は個人的な健康上の理由によるものと説明されていた。同じ《Rolling Stone》のインタビューでMorrisは、現在の健康状態により長期間の出国が難しいと述べている。数ヶ月前には、Ian Curtisの直筆歌詞の展示を見るため2人でニューヨークを訪れて様子を見たものの、わずか2日間の旅程は「最終的には散々な結果に終わった」という。バンドへの復帰の可能性を問われると、病状について多くは語りたくないとしつつ、状況は「かなり深刻」であり、好転するとは言えないとした。