Interpol、新曲「Iron City」を発表 ポール・バンクスが語るAIと創作の関係

ニューヨークのポストパンク・バンドInterpolが、2026年7月8日(火)に新曲「Iron City」を発表した。9thアルバム『This Mirror Weighs A Ton』からの3曲目の先行シングルとなる。アルバムは2026年8月28日にPartisan Recordsよりリリース予定。
「Iron City」——人間とAIの対話
Massive Attack的なサウンドを持つタイトル曲、そして先行シングル「See Out Loud」に続く今作。ポール・バンクス(Paul Banks)の歌詞は、繰り返し見る夢とセントラルパークを横切るイメージを捉えており、絡み合うギター、推進力のあるリズム隊、アンビエントな音響テクスチャーが重なる。サビの"I can feel your love, iron city"が全編を貫く。
バンクスはNMEのインタビューで制作コンセプトを説明している。この曲は「人間の語り手と、未来をすべて掌握するAIとの対話――この母性的なテクノロジーの存在は、果たして善意なのか、それとも怒りに満ちているのか。歌詞はそれに語りかけることと、それに語らせることの間を行き来する」というものだ。
AIが芸術に取って代わることへの懸念について、バンクスの立場は明快だ。AIは既存の創作物を基盤にすることしかできず、新たな人間からのインプットがなければ、「最終的には人間の経験から切り離された、単なるシミュラークルへと退化していくだけだ」と語る。彼はさらに、画期的な創作には常に人間が先に一歩を踏み出す必要があり、AIが模倣できるものはその後に生まれるのだと補足し、「常に人間の創造力が先を行く」と述べた。
『This Mirror Weighs A Ton』制作陣とその後のスケジュール
アルバムはアンドリュー・ワイアット(Andrew Wyatt)(ROSALÍA、Charli XCXとのコラボレーションで知られる)がプロデュースを担当し、デイヴ・フリッドマン(Dave Fridmann)(Sleater-Kinney、MGMTを手がけた)がミックスを担当。ストリングス、木管楽器、重層的なボーカルハーモニー、アコースティックギター、実験的なサウンドデザインを取り入れた編成となっている。また、バンドが今年初めにライブで初披露した「Wings On Fire」も同アルバムに収録される予定で、バンクスはこの曲を「このアルバムの、よりロックでノイジーな方向性の完成形」と表現している。
ライブについては、Interpolは2026年8月23日(日)にロンドンで開催されるAll Points East x Outbreakフェスティバルに出演。Deftonesがトリを務めるラインナップの中に名を連ね、同日にはIDLESやAmyl & The Sniffersも出演する。北米ツアー全23公演を終えた後、バンドは年末にBloc Partyとともに英国・欧州合同ツアーを展開予定で、12月4日(木)と5日(金)の2夜連続でロンドンのOlympiaでの公演も含まれている。
- 📅 2026/08/23(日)— All Points East x Outbreak、ロンドン(Deftonesがトリ、同日にIDLES、Amyl & The Sniffersも出演)
- 📅 2026/12/04〜05(木・金)— Olympia、ロンドン(Bloc Partyとの合同ツアー)
- 💿 『This Mirror Weighs A Ton』2026/08/28発売、Partisan Records