P.T.アンダーソン監督、Cameron Winterのカーネギーホール公演映画がNY映画祭で世界初上映へ

GeeseのフロントマンCameron Winterが2025年12月11日、ニューヨークのCarnegie Hall内Isaac Stern Auditoriumで行った単独公演を記録した音楽映画『Live At Carnegie Hall』の上映・配信スケジュールが公表された。監督は『One Battle After Another』で今年のアカデミー賞作品賞・監督賞を受賞したPaul Thomas Anderson。作品は35mmと16mmフィルムで撮影され、Geeseの北米ツアー終了後にWinterがピアノを中心に2024年のソロアルバム『Heavy Metal』収録曲を再構築したこの一夜限りの公演を収めている。NMEの報道によれば、公演当夜には〈Nina + Field Of Cops〉演奏中にAnderson自身がカメラを操作する姿が観客に目撃されており、プロデューサーのBenny Safdieも現場でサポート、さらに2階席には別のカメラが終始設置されていたという。
上映・配信スケジュール
- 世界初上映:第64回ニューヨーク映画祭(New York Film Festival、9月25日〜10月12日)
- 英国初上映:第70回BFIロンドン映画祭(10月7日〜18日)
- 北米劇場公開:今年後半、Janus FilmsおよびCriterionが配給。チケットは映画公式サイトにて9月17日発売開始、上映回も同時発表
- 配信:MUBIが北米を除く全世界の配信権を獲得、2027年配信開始
公式が寄せた作品紹介はごく短い。「Cameron Winterは2025年12月、Geeseとの数カ月に及ぶ完売ツアーを終えてニューヨークに戻り、カーネギーホールでたった一度だけ演奏した。This is the movie.」
同公演の音源はライブアルバムとして発売
同じカーネギーホール公演は、Winter自身初となるライブアルバム『Live At Carnegie Hall』としてもリリースされる。10月9日にPartisan RecordsとPlay It Again Samから発売予定で、現在予約受付中。レコーディング・プロデュース・ミックスはAriel Rechtshaidが手がけており、同氏は映画の音楽プロデュースも兼任している。
Andersonと音楽映像の系譜
AndersonはこれまでRadiohead、The Smile、Haimのミュージックビデオを手がけてきた実績を持つ。Winter本人は現在Geeseとしてツアー中で、バンド最新作『Getting Killed』はNMEから五つ星評価を獲得し、同メディアの2025年年間ベストアルバム1位に選出された。近年の主な出演にはグラスゴーでの2公演完売(ライブでDolly Partonへのトリビュートを披露し、〈Disco〉を初披露)、Reading & Leeds 2026への出演、そしてEnd of the Roadフェスティバルでの初のヘッドライナー出演が含まれる。