英首相Burnhamがキーウ訪問、前線でThe Smithsを弾く

英国首相アンディ・バーナム(Andy Burnham)は8月24日(月)、首相として初めてウクライナを訪問した。訪問先の一つは、前線や病院、リハビリ施設で演奏活動を行う軍所属の芸術部隊。その移動スタジオでバーナムはギターを手渡され、The Smithsの1985年アルバム『Meat is Murder』収録曲〈Rusholme Ruffians〉のリフを弾いた。NMEによれば、バーナムは演奏しながら「out of practice(ちょっと腕が鈍っている)」と語り、これはマンチェスターのバンドの曲だと同席者に説明したという。The Independentによると、その後兵士たちはOasisの曲を歌って応えた。
キーウでの出来事
- 日時:2026年8月24日(月)
- 場所:ウクライナ・キーウ、軍所属芸術部隊の移動スタジオ
- 演奏曲:The Smiths〈Rusholme Ruffians〉(1985年『Meat is Murder』収録)
- 兵士たちの返礼:Oasisの楽曲を合唱
バーナムは取材の中で、音楽は前線で「lift spirits(士気を高める)」と語った。
マンチェスターの音楽ファンから首相官邸へ
バーナムはこれまでも音楽、特にマンチェスターのシーンへの愛着を公言してきた人物。過去には補欠選挙の選挙運動用ビデオでOasisの〈Some Might Say〉の使用許諾を得たことがあり、2021年に大マンチェスター市長選に当選した際の勝利演説では、The Courteenersの〈Not Nineteen Forever〉を引いてバンドに敬意を示した。先月には自身の好きなバンドとしてThe Smiths、Oasis、Wolf Aliceなどを挙げている。
音楽政策と業界からの要望
バーナムが首相官邸に入る前後、英国政府は新たな「Music Plan」を発表し、成長支援策の予算を1500万ポンド積み増して総額4500万ポンドとした。国会議員によれば、この計画は3年間で4万人超のアーティストや事業者、2000件のプロジェクト、そして数百万人の子どもたちに影響を及ぼし、労働者階級出身者が音楽業界に入りやすくすることを目指すという。
バーナムは以前から草の根のライブハウスを支持しており、アリーナ規模以上の会場でのチケットに1枚あたり1ポンドの課税(ticket levy)を課し、その収益を新人アーティストや小規模会場に還元する案にも公然と賛意を示してきた。現在、業界側が新政権に対応を求めている課題としては、Brexit後のツアーコスト増、AIに関連する著作権の例外規定、そして以前から公約されていたチケット転売(ダフ屋)禁止などが挙げられている。
また、RadioheadのThom Yorke、Massive Attackのメンバー、The CureのRobert Smithらは最近、北海のRosebank油田開発計画を阻止するよう、バーナムと英国政府に呼びかける連名の声明を出している。