英マンチェスターの音楽産業フェス「Beyond The Music」2026年、第2弾出演者を発表

英マンチェスターの産業型音楽フェス「Beyond The Music」(BTM)が、2026年の第2弾出演アーティストを発表した。Tom A Smith、Gans、The Slow Readers Clubを筆頭に、計18組が参加する。今年の開催は2026年10月6日(火)から9日(金)まで、SalfordのMediaCity内の複数会場で行われ、音楽・テクノロジー・映像・ゲームなど各業界の関係者や政治家が集う。主催者はイベントの核心的な目的について「クリエイティブ産業が現在直面する課題を提起し、議論し、解決すること」だと説明している。
第2弾出演アーティスト
- Tom A Smith
- Gans
- The Slow Readers Club
- Walt Disco(スコットランドのアートロック)
- Moth Ulcers(ロンドンのゴスロック)
- Cody Frost
- Another Country $$$$
- SILVERWINGKILLER
- Ch3ekz
- Holly Head
- Boo Kickz
- TELESHOPPING
- JD Cliffe
- Migraine Mowgli
- Superlative
- ALT BLK ERA
- Bruise Control
- 40,000 Leagues
主催者によれば、今後さらに追加出演者を発表する予定だという。
オープニング上映とAIサミット
2026年版は、Steve Coogan主演の映画『24 Hour Party People』の公開24周年記念上映で幕を開ける。このタイミングは、2002年公開のこのコメディ映画がグローバルで4Kリマスター再上映される時期に重なる。同作はマンチェスターのレーベル「Factory Records」とクラブ「Haçienda」を舞台にした作品だ。
カンファレンスの締めくくりには、Andy Burnhamが招集する「All Content Global AI Summit」が10月9日に組まれている。BurnhamはBeyond The Musicの共同創設者の一人で、今年春に2026年の開催を発表した際、テーマ別トークや産業ショーケース、交流マッチングを通じて音楽産業の課題を議論する従来の形式を継続すると述べていた。
草の根ライブハウス支援とColdplayの利益還元
Burnhamは開催継続の発表時、「グレーター・マンチェスターは常に、重要な課題について声を上げる意思がある」と述べ、音楽業界の裏方で働く人々が正当に評価され、報われ、持続可能なキャリアを築けるようにすべきだと強調した。
Burnhamは2024年にNMEのインタビューで、英国の草の根ライブハウスや新人育成をめぐる資金不足の問題を指摘していた。Coldplayが2025年の英国スタジアムツアーの利益の10%を草の根ライブハウスに寄付すると発表したことについては、「全面的に支持する」とコメント。自身も前年から、業界が自国の草の根ライブハウスやリハーサルスペース、人材育成の仕組みを支援すべきだと呼びかけてきたと述べている。この動きはEnter Shikariが先行して行っていた取り組みを引き継ぐ形であり、背景にはアリーナやスタジアム規模の公演チケットに1ポンドの草の根支援金を上乗せするよう提案する英国議員の動きがある。