『ゼルダ』40周年管弦楽ツアーと『Clair Obscur』オケコンサート、アジア軽視に不満の声

NMEが2026年9月10日に報じたところによると、2027年開催の2つのゲーム音楽オーケストラツアーの日程が同日に発表された。任天堂は『The Legend of Zelda』40周年を祝う記念コンサートシリーズを発表し、フランスのゲーム『Clair Obscur: Expedition 33』の管弦楽ツアー「A Painted Symphony」は第2弾の日程を確定させた。この第2弾にはロンドンのO2アリーナ公演も含まれる。両者の日程はヨーロッパと北米に集中し、アジアは日本のみが名を連ねる形となり、SNS上で「world tour(世界ツアー)」という表現の妥当性を疑問視する議論が広がっている。
両ツアーの開催地の分布
「A Painted Symphony」はフランスで11公演、ヨーロッパの他地域で9公演を予定。北米については現時点でニューヨーク2公演、ロサンゼルス2公演の計4公演のみが発表されており、その他の地域はこの日程には含まれていない。
「The Legend of Zelda 40th Anniversary」は日本での6公演からスタートし、続いて米国4都市、オーストラリア2都市、英国3都市を巡る。ヨーロッパ大陸は1公演のみとなっている。
ファンの反発の具体的な理由
RedditやX上の議論は、日程から外された市場に集中している。Zeldaファンからは、「North America」という表記にもかかわらずカナダの都市が一つも含まれていない点への指摘や、米国東海岸唯一の公演がバージニア州であることへの疑問が上がった。ヨーロッパの日程は「英国とスウェーデンだけ」と評され、英国のファンからは「世界ツアーと言いながら、英国ではロンドン1公演のみ」との不満も出ている。
アジアに関しては、主催者に対してシンガポールやバンコクなど東南アジア・東アジアの都市を追加するよう公に呼びかけるファンもいた。これらの市場は十分にソールドアウトが見込め、近隣地域のファンにとっても比較的低コストで観戦できるとの主張だ。
両ツアーの主催者はいずれも、今後さらに都市・国を追加発表する予定だとしているが、段階的な発表がむしろ購入判断を難しくしているとの声もある。あるファンは、6時間かけて行く必要のある公演を先に買うべきか、より近い会場のチケット開始を待つべきか判断できないと語った。NMEは、なぜ段階的発表という形式が採られているのか、主催側からの説明はないと指摘している。
編成とチケット情報
両制作のオーケストラ編成は異なる。Zelda 40周年ツアーは各会場で現地のオーケストラと共演する形を取る一方、「A Painted Symphony」はCurieux Orchestraが続けて演奏を担当し、米国公演のみ現地の楽団に変更される。作曲家のLorien Testard、ボーカルのAlice Duport-Percierも同ツアーに参加する。
- 開催年:2027年
- 「A Painted Symphony」:フランス11公演、ヨーロッパその他地域9公演、ニューヨーク2公演、ロサンゼルス2公演(ロンドンO2アリーナ公演を含む)
- 「The Legend of Zelda 40th Anniversary」:日本6公演、米国4都市、オーストラリア2都市、英国3都市、ヨーロッパ大陸1公演
- チケット:両ツアーとも2026年9月中に発売開始。詳細は各公式サイトの発表を確認のこと