Twenty One Pilots、Sziget 2026で炎の演出と高塔ドラム披露 Jack Whiteの“公認”映像も

ハンガリー・ブダペストの「自由の島(Island of Freedom)」で開催中のSziget Festival 2026。2日目のヘッドライナーはオハイオ出身の2人組Twenty One Pilotsで、同じ夜にはAshnikkoがRevolut Stageで23時45分から深夜のステージに立った。NMEが8月13日に掲載した現地レポート(執筆:Jordan Bassett、Rhian Daly)によると、Twenty One Pilotsは花火や炬火、客席の上に組まれた2台目のドラムセットを使った演出を展開し、Ashnikkoは『不思議の国のアリス』を思わせる幻想的なステージを作り上げたという。
Twenty One Pilots:炬火とドラムの塔、そしてJack Whiteの“公認”
ヘッドライナーのステージは全編にわたって演劇的な構成で進行し、花火と火炎エフェクトがステージを貫いた。〈Tear In My Heart〉が終わると、ドラマーのJosh Dunが火のついた炬火を手にステージへ登場。オリンピック開会式のように、炬火をステージ中央に立てた。続く〈Jumpsuit〉ではステージ奥の一列から次々と火炎が噴き上がった。
Dunはその後ドラムセットを離れ、まず客席前方のバリケード沿いを走り、続いて客席の上にそびえる高い構造物へと登っていった。そこには別のドラムセットが用意されており、彼はそこに座り込んで〈Drum Show〉のビートを叩き続けた。後半にはTyler Josephも客席中央にある小さめの構造物に登り、〈Ride〉を歌った。
演出の最後の仕掛けは外部からのゲストだった。大画面にThe White StripesのフロントマンJack Whiteの事前録画映像が流れ、彼は「I'm Jack White(僕がJack Whiteだ)」と名乗り、Tyler とJoshにこの演出を“許可した”と語った。その直後、会場全体で〈Seven Nation Army〉の大合唱が起きた。
Ashnikko:ハンドバッグの小さな穴から鏡の向こうへ
Ashnikkoのファン層「Demidevils」は23時45分の開演前からRevolut Stageに詰めかけ、ステージ両脇のスクリーンにわずかな変化が現れるだけで歓声が上がった。30歳のシンガーは開演直後は姿を見せず、まずテント内に声だけを響かせる導入から始まり、その後小さな扉を通ってステージに現れた。設定上、その扉は彼女のハンドバッグにあいた小さな穴を通って辿り着いたものだという。
ステージの物語は一貫して『不思議の国のアリス』のモチーフに沿って展開し、Ashnikkoは鏡を通り抜けた後、何らかの“変身”を遂げたかのような演出を見せ、英国のクリスマス演劇「パントマイム」風の芝居がかった調子で「Oh my God!」と叫び、自分の身に何が起きているのかを問い続けた。Ashnikkoは2023年にNMEの表紙を飾った際、自身のライブを観客にとっての「a safe space(安全な場所)」だと語っている。
会場の雰囲気
NMEのレポートによれば、会場入り口ではベージュのボディスーツに身を包み、男性は蝶ネクタイ、女性は装飾的なハンドバッグを合わせた観客の姿が見られたという。会場内のTravelling Funfairエリアを通り抜けると、豚のぬいぐるみと会話するSzigetian(Szigetの参加者)たちの姿も見られたと記されている。