テイラー・スウィフト、盗作訴訟に勝訴 フロリダの詩人による著作権侵害の訴えを裁判官が棄却

連邦判事エイリーン・キャノン(Aileen Cannon)は2026年7月6日(月)、フロリダ在住の自費出版詩人キンバリー・マラスコ(Kimberly Marasco)がテイラー・スウィフトを相手取って起こした2件目の著作権訴訟を正式に棄却した。マラスコは、スウィフトが自身の詩の言葉やアイデアを盗用し、『エヴァーモア(Evermore)』『フォークロア(Folklore)』『ミッドナイツ(Midnights)』『ラヴァー(Lover)』『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント(The Tortured Poets Department)』の10曲以上に使用したと主張していた。判事は裁定の中で、両者の作品に共通するのは「ガスライティング(gaslighting)」に関する漠然とした要素と、「普遍的な比喩」「ありふれた観察」に過ぎず、著作権保護の対象とはならないと認定した。
訴訟の経緯と裁判所の判断
マラスコは2024年、テイラー・スウィフト・プロダクションズを相手取り初めて提訴し、〈The Man〉〈My Tears Ricochet〉〈Illicit Affairs〉などの楽曲で自身の詩の一節が流用されたと主張していた。この1件目の訴訟は同年9月に棄却されており、当時の判事は該当の言葉遣いがあまりに「ありふれている」として著作権保護の資格がないと判断した。スウィフト側の弁護士ダグラス・ボールドリッジ(Douglas Baldridge)は当時、この訴訟を「馬鹿げており、法的根拠が皆無」と評していた。
2件目の訴訟では、〈The Manuscript〉〈I Can Do It With A Broken Heart〉などの楽曲についても盗作の疑いが再度主張された。キャノン判事は7月6日の裁定でBillboardの報道を引用し、「これらは典型的なテーマ、コンセプト、そして単独の単語に過ぎない——まさに著作権法が保護しない類の素材だ」と指摘した。侵害が主張された内容には、