Oasis再結成ドキュメンタリー『Don't Look Back In Anger』評――NME評に見る兄弟和解の記録

ドキュメンタリー映画『Oasis: Don't Look Back In Anger』が、Oasisの再結成の過程をリハーサル室から世界ツアー最終公演まで記録している。上映時間は2時間で、監督はWill LovelaceとDylan Southern。英音楽メディアNMEの映画評によれば、作品全体の軸は自然とLiamとNoel Gallagher兄弟の関係修復に置かれている。この再結成は昨年7月のCardiff公演初日を迎えるまで、外部からは二人が罵り合いのまま終わるのではないかと広く疑われていたという。物語は2009年、パリのRock en Seineでの突然の解散にまでさかのぼる。
リハーサル室からCardiff初日まで
映画前半の兄弟はほとんど目を合わせず、Liamは最後の曲が終わる前にリハーサル室を後にすることもしばしばだった。Noelは劇中で自身について「生まれつきの致命的な欠陥がある」と語る――人を許せない性分だというのだ。一方Liamは解散後の敵意を振り返り、相手の言い草はまるで自分が「彼の猫を刺した」かのようだったと述べている。
転機はごく細やかに訪れる。Cardiff初日、ステージに上がる際にLiamは強引に兄の手を握り高く掲げ、Noelは半ば渋々ながらもそれに応じた。ツアーが進むにつれ、二人は自ら進んで手をつないでステージに上がるようになる。終盤のインタビューでNoelは、今では連絡の頻度が以前よりずっと増えたと語り、かつて絶対に使わなかったであろう言葉で弟を評した――「Delightful(愛すべき人物)」。
NMEは、音響設計と撮影が開演前の緊張感を実感させると評価する。結末を知っている観客であっても、なお全てが宙ぶらりんに感じられるというのだ。Millennium Stadiumで、これから起こることが信じられないといった様子できょろきょろと辺りを見回すファンたちの映像は鳥肌ものだと評される。オープニング曲〈Hello〉の演奏中、Noelは極度の緊張を見せていたが、二人が「It's good to be back」と声を合わせる瞬間には楽しんでいる様子も垣間見えた。Liamはその後、成長すべき時には成長するものだと肩をすくめて語っている。
ツアー各都市とファンの記録
二人の監督は、ツアー各公演地をOasisのキャリア上の重要な局面と結びつけている。Cardiffは世界中が起こらないと思っていた瞬間であり、Manchesterは故郷への凱旋、Dublinは血縁とルーツを呼び起こす場所として描かれる。作品にはギタリストのPaul "Bonehead" Arthursへの敬意を示す場面もある。彼はツアーのほぼ全公演に参加したが、がん治療のため出席できなかった日は、自身の等身大パネルが代役を務めた。
Liamが劇中で強調しているように、Oasisはメンバーだけでなくファンについての存在でもある。そのため本作には多くの観客のエピソードが収められており、マンチェスターの「Gallagher Hill」に集まり、遠くからHeaton Park公演を一目見ようとした子供たちや、遠く韓国の海女ダイバーの姿も描かれている。