インドネシア発ガールズグループNo Na、待望のデビューアルバム『Island Girl』を88risingよりリリース

インドネシア出身の4人組ガールズグループNo Naが、2026年9月19日(土)に88risingより1stアルバム『Island Girl』をリリースした。メンバーはBaila、Christy、Esther、Shazの4人。NMEのインタビューでグループは、R&Bへの愛と自国の文化を世界に届けたいという2つの共通意識について語っており、『Island Girl』はその両方を体現する作品となっている。インドネシアの文化的要素とメンバーが育った環境で聴いてきた音楽を、ポップとR&Bの枠組みに落とし込んだ内容だ。
アルバム構成:前半と後半で異なる方向性
NMEのレビューによると、アルバム前半はインドネシアの文化的要素が色濃く反映されている。パーティー感のある〈Honk!〉は、インドネシアの乗合小型バス「アンコット(angkot)」への呼びかけを取り入れながらリズムを展開。シングル〈Work〉では伝統打楽器チェンチェン(ceng-ceng)の金属的な音がフックとして直接使われている。落ち着いたテンポの〈Seafood Diet〉はアルバムのハイライトの一つとされ、伝統的要素を直接借用していなくても、島の雰囲気そのものがグループのアイデンティティを表現していると評価されている。
後半は80年代の影響を受けたポップとR&Bが中心となる。中でも〈Durian〉はもっとも完成度の高いダンスポップ曲とされ、その系譜はホイットニー・ヒューストンの〈I Wanna Dance With Somebody (Who Loves Me)〉にまで遡ることができるという。EstherとBailaのボーカルが楽曲の鍵を握る。〈Dizzy〉や〈Chaser〉も同様にアップテンポな楽曲だ。
文化とジャンルが交差する瞬間
タイトル曲〈Island Girl〉はシンセポップのビートに乗せて初恋をテーマに描き、サビでは「santai di pantai(ビーチでのんびり)」というフレーズが歌われる。後半はテンポを落としたバラード調に転じる。〈Party In The +62〉はニュー・ジャック・スウィングのスタイルで、彼女たちと話したければまず自分たちの言語を学んだ方がいいという、からかい混じりの歌詞が特徴的だという。
NMEはまた、曲順の構成がアルバム全体のつなぎ役を果たしている点にも言及している。クワイエット・ストームの影響を受けた〈Smooth〉を前半に配置することで、リスナーに80年代志向の全体像を先に提示。ダンス感の強い〈Honk!〉の後に同じくハイエネルギーな〈Dizzy〉を続けることで、前半と後半の橋渡しがスムーズになっているという。
アルバム情報
- アルバム:『Island Girl』(No Na 1stアルバム)
- 発売日:2026年9月19日
- レーベル:88rising
- レビュー元:NME
レビューで言及された収録曲
- 〈Honk!〉
- 〈Work〉
- 〈Seafood Diet〉
- 〈Smooth〉
- 〈Dizzy〉
- 〈Chaser〉
- 〈Durian〉
- 〈Island Girl〉
- 〈Party In The +62〉