仏DJ Kavinsky死去、50歳 ―『Drive』主題歌〈Nightcall〉で知られる

フランスのDJ・プロデューサー、Kavinsky(本名Vincent Belorgey)が死去した。50歳だった。NMEの報道によると、現地時間7月28日(火)夜10時半ごろ、パリの自宅で遺体が発見された。数日間、建物内で姿を見かけないことを不審に思った隣人が緊急当局に連絡したことがきっかけだったという。フランス紙『Le Figaro』は、死因は脳卒中とみられると報じており、本人は亡くなる数日前、親しい人に激しい頭痛を訴えていたとされる。
警察の発表
Far Outの報道によれば、パリ警察は「死因究明のための捜査を開始した」とする声明を発表し、現場に最初に駆けつけた人員は「不審な形跡は見つからなかった」と補足している。
フランスのテレビ局CANAL+はSNSで追悼のメッセージを投稿し、Kavinskyを「French Touchに欠かせない存在」と称え、代表曲〈Nightcall〉が映画『Drive』を象徴する楽曲であることに触れた。
〈Nightcall〉と『Drive』
Kavinskyの代表作として最もよく知られるのが〈Nightcall〉だ。この曲は、2011年公開のRyan Gosling主演映画『Drive』のサウンドトラックに大きくフィーチャーされたことで広く知られるようになった。オリジナルのボーカルはCSSのボーカリストLovefoxxxが担当し、2013年にはLondon Grammarによるカバーが発表され、さらに拡散した。The Weekndも同曲をサンプリングしており、後に両者は正式にコラボレーションし〈Odd Luck〉を発表している。またAvenged Sevenfoldは2024年のツアーでこの曲をオープニングに使用した。
2024年のパリ五輪閉会式では、Kavinsky自身が〈Nightcall〉をライブ演奏。この演奏後、同曲は単日のShazam検索数で最多記録を樹立したという。
作品年表
- 2013年:Kavinsky名義での1stアルバム『OutRun』を発表
- 2013年以降:長らく新作の発表を停止
- 2022年:アルバム『Reborn』で復活