Bonobo新作『Distance in Static』9月11日発売、青葉市子が参加

英国の電子音楽プロデューサー、Bonobo(本名Simon Green)が新作アルバム『Distance in Static』を2026年9月11日(金)にNinja Tuneよりリリースする。本人によるセルフプロデュース作で、レコーディングはロサンゼルス、ロンドン、東京、そしてNeil Youngがカリフォルニアに所有するBroken Arrow Ranchと、複数の場所にまたがって行われた。ゲストにはNilüfer Yanya、青葉市子(Ichiko Aoba)、Joy Crookesが名を連ね、歌詞は英語・ウルドゥー語・日本語を行き来する。音楽メディアFar Out Magazineによるレビューでは2.5点が付けられている。
制作背景とゲスト陣
Green自身は最近のプロモーション資料の中で、本作の核となるコンセプトについて「you can be more than one thing(自分は一つの姿だけではいられない)」という考えを強めたかったと語っている。複数の都市・複数の言語を横断するレコーディング手法は、このコンセプトを制作面でそのまま具現化したものだ。
青葉市子の参加は、アルバム内の日本語パートの出所のひとつとなっている。Joy Crookesは楽曲〈Always on Your Side〉で声を提供しており、Far Out Magazineはこの曲についてフィラデルフィア・ソウル的な音色に寄り道していると評している。Nilüfer Yanyaもゲストとしてクレジットされている。
アルバム情報
- アルバム:『Distance in Static』
- アーティスト:Bonobo(Simon Green)
- 発売日:2026年9月11日(金)
- レーベル:Ninja Tune
- プロデューサー:Bonobo
- ゲスト:Nilüfer Yanya、青葉市子(Ichiko Aoba)、Joy Crookes
- レコーディング地:ロサンゼルス、ロンドン、東京、Broken Arrow Ranch
Far Out Magazineのレビュー要点
レビューでは、〈Drift〉についてGreenらしいチルアウト系の音色の積み重ねと脈打つリズムが評価され、ボーカルの断片がライブ演奏とグラストンベリーのShangri-Laダンスエリアとの境界を曖昧にしていると指摘されている。〈Uncasually〉は電子音の滝のようなサウンドと重低音の衝突が挙げられ、同記事は〈Unusually〉をStandout Trackとして挙げている。
一方で〈Talk To Me〉、〈Shokoufeh〉、〈ID700〉については、次第に画一的な制作パターンが表れているとされ、ドラムは音は綺麗だが表層的にとどまり、シーケンサーに推進力が欠け、ストリングスも感情的な転換点を生み出せていないと評されている。総括としては、地域や言語を横断する野心はあるものの、より冒険的な領域には踏み込めていない作品だとされている。