Ash、覆面バンド「RehAsh」に扮しKendal Callingに電撃出演——〈Girl From Mars〉が英国ゴールド認定に

北アイルランド出身のオルタナロックバンドAshが、2026年7月末に英国で開催されたKendal Calling音楽フェスティバルで二重のサプライズを仕掛けた。架空の覆面バンド「RehAsh」としてタイムテーブルに掲載され出演した後に正体を明かし、続けてThe CharlatansのボーカリストTim Burgessが主催するステージ「Tim Peaks Diner」でサプライズセットを披露。その締めくくりとして、ドラマーのRick McMurrayとBurgessが、ボーカル・ギターのTim WheelerとベーシストのMark Hamiltonに、1996年のシングル〈Girl From Mars〉の英国ゴールド・ディスクを授与した。WheelerとHamiltonはこの授与式について事前に一切知らされていなかったという。
Tim Peaksのステージで——覆面バンドの正体は本人たち
2026年のKendal Callingは、Penrith近郊のLowther Deer Parkで開催され、今年のラインナップにはWolf Alice、Biffy Clyro、Primal Scream、Scissor Sisters、The Libertinesらが名を連ねた。タイムテーブル上「Rehash」というカンブリア地方のご当地トリビュートバンドとして記載されていたのが、実はAshの3人組だった。セットリストには〈Kung Fu〉〈Girl From Mars〉〈Burn Baby Burn〉など、ファンにお馴染みの楽曲が並んだ。
McMurryの声明によれば、ゴールド・ディスク授与の計画を知っていたのは彼だけで、Burgessと組んで「秘密の式典の中の秘密のライブ」として仕組んだという。タイミングは〈Girl From Mars〉のリリースからちょうど31周年にあたっていた。Burgessは、企画のきっかけはTim Peaksでのサプライズ演奏の相談だったとし、そこから覆面バンドという体裁に発展させたと説明している。
〈Girl From Mars〉と英国ゴールド・ディスクの基準
英国のゴールド・ディスク認定は英国レコード産業協会(BPI)によるもので、シングルの基準はストリーミング換算を含め40万ユニット、アルバムは10万ユニットとされる。〈Girl From Mars〉はAshのデビューアルバム《1977》に収録され、バンド初のUKトップ40入りを果たした曲で、最高位は11位。当時16歳だったWheelerが書いた楽曲で、1990年代半ばには英国の音楽番組《Top Of The Pops》にも出演した。今回が同曲初のゴールド認定となる。
Kendal Callingでのサプライズは、Ashが《1977》発売30周年を記念したリイシュー、新ツアー、特別オンラインライブ配信の実施を発表した後に行われた。ツアーは2026年9月に始まり、オーストラリア、ニュージーランド、東南アジア、ヨーロッパ各地を巡る予定だ。
2026年ツアー:判明している主な日程(9月〜)
- 9月4日 — Rosemount(Perth、オーストラリア)
- 9月5日 — Freo Social(Fremantle、オーストラリア)
- 9月10日 — The Tivoli(Brisbane、オーストラリア)
- ニュージーランド・東南アジア・ヨーロッパ各地を含む、その他の日程は主催者よりまだ発表されていない