アラブ・ストラップ、9作目のアルバム『Half-Told Tales』を発表
スコットランドのインディー・デュオ、アラブ・ストラップ(Arab Strap)が2026年9月4日(金)、9作目となるスタジオ・アルバム『Half-Told Tales』をリリースする。全14曲収録で、プロデュースはPaul Savage、レーベルはRock Action Records。中心メンバーはボーカルのAidan Moffatとギターリストのマルコム・ミドルトンで、1996年のシングル「The First Big Weekend」でのデビューから30年以上のキャリアを持つ。音楽メディアFar Out Magazineはこのアルバムに4点を付け、収録曲「Dollar Park」をハイライトに選んでいる。
アルバムの内容と注目曲
Far Out Magazineによれば、『Half-Told Tales』は同デュオ従来の陰鬱でシュールな作風を継承しており、繊細なアコースティックギターの質感とポストロック的な音の積み重ねを組み合わせ、全編を通してMoffatの語り口調のボーカル(Falkirk訛りが特徴)が貫いている。
オープニング曲「I Want Noise」はブラス風のインディーロック・サウンドで幕を開け、「Glamour Magick」は騒々しいダンスフロア調のビートへ、「Gape」はエレクトロニックな夜の雰囲気を纏ったアレンジとなっている。
「Be a Man」はネット上の過激な男性性言説を扱った曲で、Moffatは息子に「マノスフィア」の論客を知っているか尋ねたところ、「そうだよ、あいつはクソ野郎だ」と返された体験を歌詞に綴っている。一方「Dollar Park」はダニや細菌といったイメージを織り込んだラブレターのような曲で、歌詞にはパートナーの「スター・ウォーズ柄のドレス」や手錠、セーフワードなどのディテールが登場する。
結成30年を経たアラブ・ストラップ
アラブ・ストラップは1990年代半ばに結成され、2016年の再結成以降新作を継続的に発表しており、『Half-Told Tales』は9作目のアルバムとなる。Far Out Magazineは、驚きの少ない一作としながらも、二人の毒気あるドラマ性の描き方は依然として安定しており、過去作と並べて聴けるクオリティだと評している。
- アルバム:『Half-Told Tales』(9作目のスタジオ・アルバム、全14曲)
- 発売日:2026年9月4日(金)
- プロデューサー:Paul Savage
- レーベル:Rock Action Records